STATEMENT 

 
 
 
 

 様々な心情から生まれる不確かな存在をテーマの軸とした作品制作を展開。
幼少期より童話や昔話、妖怪話などを好んで読んでいた。
そこに登場する精霊や妖怪など現実に実在しない存在は
人々が生きるための様々な心情を具現化したのではないかと考える。
ときに不気味で怖く、あるいは可愛く、ひょうきんで奇妙でもあり
人間ではないのにより人間らしい。
相反するものが混在し、どれが欠けても成り立たず、
そして視点が変わればその存在は如何様にも変化する。
一言では言い表せないそれらの存在は、
作品を制作する上で私の大切な根幹となっている。
 
(2022.12.30)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
目の前にあるものを見る
形となって見えるのは常に光が当たった部分のみで、その影となる部分はみえない
しかし、その見えない所にも形がある
その見えない所を知りたいのだと思う
 
(2020.12)